2021年4月8日放送スタートのドラマ『レンアイ漫画家』は、主人公・刈部 清一郎(鈴木亮平)が素性を隠した人気レンアイ漫画家という設定です。
清一郎は女性名のペンネームを使用し自宅に引きこもり人間付き合いもしないタイプだったので、世間は女性ということに何の疑いもしていなかったという。
ところが、ある時彼の正体が白日の下に晒されてしまうのです。
SNSでは大炎上し、彼は20年間続けてきた連載をも休載するまでに追い込まれてしまうのですが、どこから彼の正体がバレてしまったのか気になりますよね。
そこで、その部分をクローズアップしてみたのでご覧下さい。
清一郎が男と何故ばれた?
本作ではヒロインの久遠あいこ(吉岡里帆)と金條可憐(木南晴夏)という二人の女性が登場します。
金條可憐は清一郎と同じ職業で少女漫画家。
そして、清一郎の大ファン。
同じ職業でもあくまでファンの一人で清一郎とプライベートでの交流はなく、可憐自身も清一郎のことを女性だと信じ込んでいました。
そして、同時に心の支えとして「お姉様」と慕っているほど。
やはり、人気少女漫画家の正体が偏屈なおっさんと知れ渡ると、ファンに対する影響は大きいですからね。
清一郎の正体を知るのは編集者の向後達也(片岡愛之助)だけというトップシークレットだったのです。
ところが、可憐が「清一郎が近所に住んでいる」という噂を聞きつけ探り、ついに清一郎の正体を突き止めたのです。
偶然にも可憐の姪っ子が清一郎の甥・レンとクラスが同じで、そこから情報が漏れてしまったという。
更に、可憐のアシスタントの耳にもその情報が入り、そこからはあれよあれよという間に世間に清一郎が男だったと拡散されてしまったのです。
清一郎、身バレしSNS炎上。
当然ファンからは
- がっかりした
- 女性の先生だと信じ込んで恋愛漫画にドキドキしていたのにキモイ
- 詐欺じゃないのか!?
などと批判が大噴出。
酷いファンたちは裏切られた腹いせに清一郎の自宅を特定し押しかけ、庭には彼の描いた漫画が投げ込まれるほど事態は深刻な状況へと発展してしまいます。
さすがの可憐も自分がやってしまった事態の大きさに反省をしたようですが、時すでに遅し…
清一郎は漫画への意欲をすっかり失い、ついにペンを置いてしまうのです。
これが清一郎の身バレをした経緯です。
可憐は最初は興味本位だったと思うのですが、さすがに姪っ子やアシスタントに知られるのはまずかったですね。
自分の心の中にとどめておけばよかったものを。
可憐はその時清一郎に対して恋愛感情は無かったのだから、猶更だと思います。
今はどんな情報もSNSですぐさま拡散され本人が追い込まれというマイナスの側面があり、今の世の中の情勢が描かれているようです。
原作を読んだ時はさほど重要な場面だとは感じなかったのですが、今改めてこのシーンを見返すと、自分の何気ない一言が大ごとへ発展してしまうリスクやSNSでの過剰な攻撃の酷さを感じました。
基本的に『レンアイ漫画家』はラブコメなのですが、そういうメッセージも込められているのかもしれないですね。